前輪駆動電動アシスト自転車の利点と欠点

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前輪駆動電動アシスト自転車の利点と欠点電動アシスト自転車の駆動方式で主流となっているのは、アシストユニットを車体中心部のクランク付近に装着し、チェーンを介して後輪を駆動する、センターユニット・後輪駆動が大手では、主流となっている。しかし、有名ブランドの電動アシスト自転車では、わずかながら前輪にモーターを装備した前輪駆動方式を採用したモデルも存在する。今回は前輪駆動方式の電動アシスト自転車の利点と欠点を書いてみる。

前輪駆動の電動アシスト自転車

ブリヂストン・BSデュアルドライブ搭載車

パナソニック・ビビチャージシリーズ

DSCN5258

前輪駆動の利点

安価ながら、”スペック上では”高出力のアシスト力を出すことができる

後輪駆動方式の電動アシスト自転車は、アシスト力が強いと、後輪の車軸部分(ハブ)などの駆動系に大きな力が加わるため、高出力に対応した高価なハブやチェーンを使用しないといけない。実際にヤマハ・PASのカタログでスペック表を見ると、最高ランク(アシストレベル6)の電動アシストのモデルのPAS・ナチュラXLスーパーとPAS・GEAR-Uには、高出力に対応したハブやチェーンが採用されている。

前輪駆動の場合、高出力に対応した駆動系を採用しなくても済むので、安価ながら高出力を出すことができるのでスペック上では高出力のアシスト力を発揮する。

このアシスト力はあくまでもスペック上でのアシスト力なので注意が必要。実際に駆動輪に伝達するアシスト力は違う。実際のアシスト力については欠点で書く。

モデルによっては、回生充電システムを採用しているモデルがある

パナソニック・ビビチャージシリーズや、ブリヂストン・アルベルトeでは、回生充電システムを採用している。回生充電システムは、ブレーキをかけたりすることによって、回生充電が作動し、バッテリーに充電するシステムとなっている。回生充電システムが作動すると、必然的に前輪に抵抗が発生するため、速度が落ちるので長い下り坂では効果があるだろう。

前輪駆動方式の欠点

構造的に不安定要素が多いハンドリング

前輪駆動方式の場合、モーターは前輪に装着するため、前輪部分は必然的に重くなるので、押す時のハンドリングは重くなる。また、前輪に余分な駆動がかかるので変な挙動が発生する可能性が高い。実際にアルベルトeを試乗したとき、コーナーでアシスト力が下がったときの挙動の変化に驚いて、足をついたことがあった。

構造的による実際のアシスト力の低さ

スペック上では、駆動系に負担がかからないのでスペック上のアシスト力は高いといわれているが、実際のアシスト力は低いだろう。

ヤマハやパナソニックなど、大手主流の電動アシストユニットはセンターユニット・後輪駆動方式だが、この方式は、足で漕ぐ力と電動アシストの力の両方の力がチェーンに伝達するので、駆動輪に高出力が伝わる。

その一方で、前輪駆動方式は、前輪はモーターで引っ張り、ペダルを漕ぐ力の部分はアシストされない。そのため、前輪はモーターの力で車体と人間を引っ張って走らないといけないので、実際のアシスト力は低いだろう。実際に前輪駆動のアルベルトe(アシストレベル6)に試乗したとき、センターユニット・後輪駆動のHYDEE 2(アシストレベル4)よりも、アシストレベルが高いのに、実際にアシスト力は遥かに低かった。

前輪駆動方式のパワーの低さは、電動アシスト自転車だけでなく免許が必要な電動自転車でも言えるようだ。前輪駆動のISOLA IS006のインプレッションでは、発進時にフロントホイールが空転して前に進まないという事例がある。これは前輪に荷重がかからず空転するのだと思われる。

参考:折りたたみ電動バイクISOLAを試乗して購入!電動バイク専門ショップスマートハート
この指摘は他では書いていないが、恐らく電動アシスト自転車の特性を”原動機付自転車”と勘違いしているからだと思われる。電動アシスト自転車は、モーターはあくまでも補助で、実際のエンジンは人間だということを覚えておこう。

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