駆動方法の主流を決めた世界初の電動アシスト自転車「ヤマハ・PAS」

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駆動方法の主流を決めた世界初の電動アシスト自転車「ヤマハ・PAS」世界初の電動アシスト自転車の誕生は1993年11月。日本のヤマハが発売したPASだ。車体価格は148,000円と原付スクーター並に高価だったが大ヒット商品となり、1994年度の生産計画を1万台から3万台に増加させるほど売れ、今では電動アシスト自転車は乗り物の1ジャンルとして認識されている。

参考:ストーリー:35 やさしさと省エネルギーの調和「PAS」を開発 - ヤマハヒストリー | ヤマハ発動機株式会社 企業情報


ここでヤマハ・PASを見ると、一番凄いことはアシストユニットを車体中心部に置き後輪を駆動する、センターユニット・後輪駆動方式を採用していることだ。

駆動関係については、多くの乗り物で色々な挑戦している。例えば2輪の世界では庶民の乗り物である原付きやスクーター、モペッドで多くの会社が独創的な駆動関係の挑戦を行っている。イタリアでは、スチールモノコックの車体に片持ち方式の両輪でベルトやチェーンを使わないでダイレクトに車輪を回すベスパがある。


同じイタリアでも、ランブレッタは座席下にエンジンがあり動力はチェーンを介して車輪に伝達する方式で、現在の多くのスクーターに採用されている駆動方式を採用し、

フランスのVeloSolexは前籠部分エンジンがあり、密着させたローラーを介して前輪に駆動力を伝える。


よく見るスーパーカブも実は相当ぶっ飛んだ設計で、低排気量車はパワーが出る2サイクルが主流の時代に、オイルを食わなくて燃費が良い4サイクルエンジンを搭載し、エンジンを車体中心部に置き足踏式自動遠心クラッチを採用している。

一方で、ヤマハ・PASは登場時からアシストユニットを車体中心部に搭載しチェーンを介して後輪を駆動する方式を採用している。自分はこれをセンターユニット・後輪駆動方式を言っているが、電動アシスト自転車で覇権を握ろうとする会社の殆どはセンターユニット方式を採用している。海外ではBosch、Yamaha、Continentalなどの大手の会社がラインナップしている。

参考:海外で採用されている電動アシストユニットをまとめてみた(センターユニット編) | シクロアシスト

登場時から既に時代の主流になった駆動方式を採用したヤマハ・PAS。人によってはエンジンよりも幅広い搭載方法がある電動アシスト自転車だが、車軸にモーターを搭載した前輪駆動方式や後輪駆動方式は大手ではラインナップされていない。大手でも前輪駆動方式や後輪駆動方式を採用してもセンターユニット方式を採用する事例がある。シマノは最初は前輪駆動方式の電動アシストユニットを販売していたが、現行型の電動アシストユニットはセンターユニットを採用しており、ヤマハも一時期後輪駆動方式タイプを販売していたが現在は販売していない。

参考:小型軽量”リアハブパワーユニット”採用で滑らかな走行性と軽量スリム化を両立 ヤマハ電動ハイブリッド自転車『パススマイル』 新発売 – 広報発表資料 | ヤマハ発動機株式会社 企業情報

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